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玩具菓子と消費税

スーパーなどのお菓子の売り場には、おまけのついている商品がある。
グリコのおまけは子供の頃集めてもいたし、シールつきのものなどは枚挙にいとまがない。
おまけ、というほどなのであくまでも菓子が主、おもちゃやシールなどが従、という位置づけで、それゆえにお菓子売り場に並べられているのだろう。
しかし、この主従が逆転している商品も数多く存在し、陳列棚2~3ヶ所ぶんどーんと使っている店さえある。
棚の上部にはご丁寧にそれらのおまけを美しくディスプレイしてあったりする。
子連れで買い物をするときには十分気をつけてはいるが、初めて行く店でいきなり眼前にこれらと出くわすと失敗である。
息子どもの物欲発火。
ものにもよるが、車関係のおもちゃがついている商品を検知するセンサーが彼らにはついているらしい。
しかもディスプレイは棚の上部にあるにもかかわらず、商品は幼子でも手にとれる高さに並べてあり、気づいた瞬間にはやれどれがいいこれがいいと陳列をグチャグチャにし、品定めをしている。
息子1は「Cミニトミカ」という、トミカをさらに縮小したもの(標識や人形のシリーズやマップもある)、息子2は「まちではたらく車」という商品がいたく気にいっていて、どこの店にそれをおいているかも覚えている。
むろんいつも買ってやれるわけではないが。
‥しかし、親である私自身もお菓子のおまけは好きなんだよな‥。
子供の頃は「グリコパピー」という着せ替え人形のおまけにはまってたし、社会人になってからもおやつは「チョコエッグ」にしてた。
原田知世の「時をかける少女」の復刻版ミニCDのおまけめあてに「タイムスリップグリコ」を買いあさったり‥。
ゴメン。

さてこれらの商品は「玩具菓子」と呼ばれているが、実際はかなり首をひねらざるを得ない。
開けるとガム1個。とかキャンデー1個。というものがかなり多いのである。
これは「玩具」つきの「菓子」ではなく「菓子」つきの「玩具」、「菓子玩具」だろ!
玩具売り場にはときどきしか行かないが、食品フロアに行く頻度は高く、客の目につき購買に繋がるチャンスが多い、だから無理やり菓子を(申し訳程度)つけ、
「これはお菓子ですよ」
と言いはっているのだ。
実態はガムやキャンディーのほうがおまけだというのに。
こういう現象は、いったいいつごろから発生しているのだろう。こんなアイデアを出したのは一体誰なんだ。

ところで消費税。
近い将来消費税率アップするかも、とさんざん言われているが、税率アップの前に無駄遣いやめい!という意見も根強い。
それでも財政が苦しくなるのは確実で、折衷案として税率は上げるが生活必需品は課税しないとかいう案もある。
例えば食料品。
食料品にもピンからキリまであり、霜降りの松坂牛と、特売で100g100円の輸入牛肉とを同等に「生活必需品」とするのはおかしい気もするが、販売店の手間など考えると、
「食料品は一律非課税」
となることも考えられる。
そうなったときには、さきの「玩具菓子」もほかの食品と同じく、非課税となるのだろう。
しかしな。
菓子といっても、実際は玩具だ。
同じものをおもちゃだけ玩具売り場で売ると高率の消費税がかかるのに、ガム1個、飴1個を合わせて売るだけで非課税になるのか?
それは腑に落ちん。
それが許されるなら、みんないろんなもんにガム1個つけて、無理やり食料品売り場に並べるようになってしまうのでは。
「衣服菓子」
「洗剤菓子」
「トイレットペーパー菓子」
「化粧品菓子」
「掃除用具菓子」
「布団菓子」
「ミシン菓子」
「宝石菓子」
「一戸建て菓子」
「土地菓子」‥

あ、調べると、土地の譲渡及び貸し付けは現在でも非課税なのだそうな。
by akasatana-xyz | 2008-07-06 03:09 | 余計な心配
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